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Project no.1

熊本県山都町の通潤酒造『寛政蔵』復興プロジェクト

熊本地震で被災した県内最古の酒蔵『寛政蔵』のリニューアルとランドスケープ設計を行った。

​【通潤酒造紹介】

通潤酒造は創業1770年、九州のほぼ中央に位置する熊本県山都町(やまとちょう)にて、地元の米と水、人に支えられた酒造りを行なっている。 平成28年の熊本地震では熊本で一番古い酒蔵含む10棟以上の蔵が損壊、酒4,000リットル分を失うなど大きな被害を受けた。

「復旧だけでは先に進めない」。通潤酒造はこの震災をきっかけとして、損傷した築200年の伝統ある酒蔵を日本だけでなく海外からも人の集う観光酒蔵として再生させ、酒蔵ツーリズムを盛り上げたい。社長の熱い思いからこのプロジェクトがスタートした。

【酒蔵ツーリズムの高まり】

酒蔵ツーリズムとは、そのお酒が育まれた土地を散策しながら酒蔵を滞在し、お酒を造る人と触れ合いながら地酒を楽しむこと。国内外での日本酒の人気を背景に、日本でも注目が集まっている。

単なる復旧ではなく、創造的な復興をする。観光客向けに試飲や物販スペース、ギャラリー等を併設した魅力的なシャトウ形式の観光酒蔵に再生させた。その名も「SHIZUKU - 雫 - プロジェクト」。「一滴の雫から始まる、山都町の新しい物語」が始まった。

© 2019 by egg design architectural studio.

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